(日本経済新聞 2018/03/23)
韓国のソウル中央地検は23日未明、収賄や横領などの容疑で李明博(イ・ミョンバク)元大統領を逮捕した。2017年3月に逮捕された、前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告に続いて、韓国では約1年間に2人の大統領経験者が身柄を拘束される異例の事態となった。
李容疑者は大統領在任中に、情報機関の国家情報院から工作資金「特殊活動費」を大統領府に上納させ、その金を自身の側近に渡した疑い。検察が李容疑者が実質オーナーとみなす自動車部品会社「ダース」の裁判費用をサムスングループに肩代わりさせたことで収賄にも問われた。検察は収賄の総額が約110億ウォン(約11億円)、横領は約350億ウォンに上るとみる。
検察は14日に李容疑者を事情聴取したが、容疑を否認。ソウル中央地検は19日にソウル中央地裁へ逮捕状を請求した。
ソウル中央地裁は22日、逮捕状を発付するかを審査。被疑者の地位や犯罪の重大性、事件の捜査過程の状況に照らし、証拠隠滅の恐れがあると判断した。李容疑者は同日に予定した本人審問への出席を拒否。逮捕状の発付を受けた検察は、ソウル市の自宅にいた李容疑者を東部拘置所に移送した。
韓国で大統領経験者の逮捕は全斗煥(チョン・ドファン)氏、盧泰愚(ノ・テウ)氏、朴被告に続いて4人目。李容疑者は22日、自身のフェイスブックに「すべては私のせいという自責感を覚える」とつづった。
(日本経済新聞 2018/03/23)
韓国の大統領経験者が再び逮捕された。李明博(イ・ミョンバク)容疑者は、韓国の情報機関、国家情報院などから賄賂を受け取ったとされる。李容疑者の後任だった朴槿恵(パク・クネ)前大統領も収賄罪で起訴され公判中。1年足らずの間に2人の大統領経験者が任期中の汚職で刑事責任を追及される異常事態を巡り、韓国政界の保守と革新の対立深化が懸念される。
韓国検察関係者によると、李容疑者と朴被告はともに強力な大統領権限を利用して任期中に多額の賄賂を受け取った。李容疑者の収賄額は国家情報院の元首脳や大手財閥サムスングループの元幹部らからもらった約110億ウォン(約11億円)。朴被告はサムスングループなどから未遂分を含めて約592億ウォンを収賄した罪に問われている。
2017年5月に就任した文在寅(ムン・ジェイン)大統領は歴代保守政権の「積弊清算」を重要政策に掲げる。保守政権で積み重ねられた不公正な慣行を取り除くのが積弊の清算で“改革姿勢”は世論の支持を得やすい。李容疑者と朴被告の不正行為の追及も「積弊清算」の一つというのが文政権の受け止めだ。
「裁判所は法の原則に従い厳粛な物差しで司法の正義をみせてくれると期待する」。革新系与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は21日、国会内でこう述べ、李容疑者に対する捜査の妥当性を強調した。
ただ、保守系の認識は異なる。李容疑者は1月、国家情報院を巡る捜査で自身の側近が相次ぎ逮捕されたことを受けて記者会見し「保守を壊滅させる政治工作」と主張。捜査の裏に文政権の意向が働いているとの考えをにじませた。
朴被告に関してはソウル中央地裁が昨年10月、同被告の勾留期限を最長6カ月延長すると決定。朴被告は公判で「法治の名を借りた政治報復だ」と力を込めた。同被告はその後、健康問題を理由に公判を欠席している。
「歴代大統領が繰り返し不幸な状況に見舞われるのは、韓国国民全員の不幸だ」。保守系野党「自由韓国党」の重鎮、金武星(キム・ムソン)議員は21日の党の会合で、大統領が退任後に捜査対象になる事例が相次ぐ国情を嘆いた。
一方で現在の政治環境ではどの政権も成功を収めるのは難しいとも指摘。「文政権も例外ではないとの考え方もある」と将来の“報復”を早くも示唆し、保守と革新の対立の根深さを改めて浮き彫りにした。
韓国は6月に統一地方選を控える。選挙が近づけば、保守と革新のそれぞれの勢力が互いに非難しあう機会が増えることが予想される。2月の平昌冬季五輪への北朝鮮の参加を巡って表面化したような国論の分裂が、韓国で再び起こる可能性が高まっている。
収監されている独居房の間取りは↑ではなく、聯合ニュースの画像↓左のようですね。

イ元大統領が収監された独居室の収容面積は10.13㎡ (3.06坪)の広さだ。トイレ面積(2.94㎡)まで考慮すると合計13.07㎡(3.95坪)を一人で使うことになる。ソウル拘置所に収容されたパク・クネ元大統領の居室面積は10.08㎡(トイレ含む・3.04坪)だ。(機械翻訳 若干修正)
※便器の手前にあるのがシャワー
「個人的復讐」が最も大きな動機じゃないんですかね。
(朝鮮日報 2018/03/23)
ソウル市江南区内の自宅にいた李明博(イ・ミョンバク)元大統領(76)は22日夜、裁判所から逮捕状が発行されると、検察の護送車に乗せられてソウル東部拘置所に収監された。これまでは大統領経験者をはじめとする大物の被疑者が逮捕されるとソウル拘置所に収監されてきた。施設の水準が比較的良く、ソウル中央地検に近いため、取り調べ時も便利だという一種の「配慮」だった。
だが、李元大統領が東部拘置所に送られたのは、朴槿恵(パク・クネ)前大統領がソウル拘置所に収監されているためだという。矯正当局関係者は「警護や警備人員配置状況などを考えると、大統領経験者2人を同じ1つの拘置所に収監するのは現実的に難しい」と語った。全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)元大統領が1カ月違いで逮捕された1995年も、盧元大統領はソウル拘置所、全元大統領は安養刑務所と別々に収監された。
国家情報院特別活動費授受疑惑と関連、李元大統領と共犯関係にある金伯駿(キム・ベクジュン)元大統領府総務企画官らがソウル拘置所に収監されていることも影響していると言われる。同じ事件の被疑者の場合、口裏を合わせるのを恐れて通常は同じ拘置所に収監していない。
ソウル市松坡区にあるソウル東部拘置所は昨年6月に新築された。新しい建物なので収監者の間では「ホテル並みの拘置所」とも言われている。李元大統領は同拘置所で独居房を使用するものと思われる。

法務部(省に相当)関係者は「大統領経験者にふさわしい待遇として、李元大統領も朴前大統領の収監条件とほぼ同じになるだろう」と話す。朴前大統領はソウル拘置所で広さ3.2坪ほど(約10平方メートル)の独居房を使用している。これは一般収容者の独居房(1.9坪=約6平方メートル)より広い。朴前大統領の独居房は一般収容者の独居房にはない簡単なシャワー施設もある。

法務部(省に相当)関係者は「大統領経験者にふさわしい待遇として、李元大統領も朴前大統領の収監条件とほぼ同じになるだろう」と話す。朴前大統領はソウル拘置所で広さ3.2坪ほど(約10平方メートル)の独居房を使用している。これは一般収容者の独居房(1.9坪=約6平方メートル)より広い。朴前大統領の独居房は一般収容者の独居房にはない簡単なシャワー施設もある。
収監されている独居房の間取りは↑ではなく、聯合ニュースの画像↓左のようですね。

イ元大統領が収監された独居室の収容面積は10.13㎡ (3.06坪)の広さだ。トイレ面積(2.94㎡)まで考慮すると合計13.07㎡(3.95坪)を一人で使うことになる。ソウル拘置所に収容されたパク・クネ元大統領の居室面積は10.08㎡(トイレ含む・3.04坪)だ。(機械翻訳 若干修正)
※便器の手前にあるのがシャワー
2017年05月23日
2018年01月18日
「個人的復讐」が最も大きな動機じゃないんですかね。
